ポーズを真似するだけでは効果がでません、やり方、意識ポイントを増やそう!
上記のイラストは、よくあるヒップリフトというお尻上げ運動です。寝ながらできるエクササイズなので、多くの方は1度はやったことがあるのではないでしょうか。
お尻の大きな筋肉、大殿筋(だいでんきん)を鍛えるのによく紹介されています。
でも一生懸命に運動しても、ポーズを真似しただけでは効率的に効果は出しにくく、結果がともなわないことが多いです。せっかく頑張ったのに、効果が出ないと、時間はロスだし、気持ちは折れるし、もったいないですよね。ただでさえも、40代、50代と年齢があがってくると、エクササイズやダイエットなど、結果を出すには、時間がかかります。
もちろん、時間をかけてじっくり取り組まないと体や心に無理負担が出てきますので大事なことなのですが、時間をかけて取り組んだ分は、結果もほしいのが本音です。
ただしく効果を出すには、やり方がとっても大切‼
お尻と太もも内側、肩こりの緩和編①
面倒でも最初が肝心!
①仰向けに寝て両膝を立て、両腕は脇の下に卵一個分のスペースを開けて、体の横に伸ばします。
②太ももと太ももの間はこぶしひとつ分程度開けて、この間隔をキープします。本を挟んでいるようなイメージをして、挟んでいる本を落さないようにお尻をあげていきましょう!→ 膝が開かないように意識すると、太ももの内側を引き締める効果がアップ
③息を吸いながら、膝とお尻が一直線になるところまでお尻を上げます。
④肩から腕、足裏で体重を支えて3呼吸キープしたら、息を吐きながらゆっくりとお尻をおろします。これを10回繰り返す。なれてきたら20回! →お尻を上でキープしているときに両肩で床を押すような意識を。肩回りのハリを緩和する効果も
(注意点)顔は動かさないように目線は天井、軽くアゴを引きましょ。腰を反らせないように注意、腰の痛みが強い方は無理をしないこと。
(ポイント!)このポーズをすると、お尻を上げたときに、太ももと太ももの間が開いていく方がいます。効果を出すためには、太ももと太ももの間はこぶしひとつ分をキープすることが大切。
太ももの裏側、ハムストリングを鍛えてお尻と太ももの間の脂肪にアプローチ!
さて、同じ、お尻を上げるヒップリフトポーズでも、少し意識を変えれば、太ももの裏側を鍛える筋トレに早変わり!
やり方は簡単。意識ポイントを変えるだけです。
①で紹介したように、同じようにポーズをとったら、体から少し足裏を置く位置をお尻から遠ざけます。足裏を置く位置をお尻から遠ざけるほど、このポーズはきつくなります。
両足の足裏はしっかりと床に着けたまま、カカトをお尻のほうへ引くように意識すると、太ももの裏側の筋肉にぐぐっと力が入ります。
分かりにくい方は、滑り防止のマットを外して床に寝転び、両足の足裏を置くポイントにタオルを置いてみてください。そうすると、タオルが前へ滑り出します。タオルが前へ滑らないように同じ位置でキープを続けます。
約10~15秒キープ。これを5回繰り返す。慣れてきたら回数を増やしてやってみましょう。
同じポーズでも、意識するポイントを変えると、刺激を受ける筋肉が変わります。(厳密にはさまざまな筋肉が働いていますが、意識をするポイントを変えることでアプローチしたい筋肉をより燃焼させるイメージです)
でも、腰まわりに痛みが走るなどの無理は禁物。体と相談しながら、あれこれ意識して感覚の違いを楽しみましょう!!