40代からの資格取得。スポーツ系インストラクターにはなれるのか?

40代で未経験。

さまざまな資格を取得する講座が目白押しの昨今。コロナ禍もあって近ごろはオンライン講座も増えてきました。ここ数年、よく質問されるのが、スポーツ系のインストラクターって、40代でもなることができますか? というもの。

かくゆう私も資格を取得したのは40代。正直、私の場合は、体のことをもっと知りたい、自分がレッスンに通う際にもっと効果を得るために体のことを学びたいなと思ったのがインストラクター講座に通おうと思ったきっかけでしたので、比較的、軽い気持ちで参加しました。

誰でも簡単に●●インストラクターになれます!! というキャッチコピーを見ても、いまさら、この年齢でインストラクターとして教える立場になるのは無理でしょ。というのが正直な感想。

スポーツ系のインストラクターは幼い頃からバレエやスポーツ系の大学で学んだという方も多く、20代でスタートした方が圧倒的に多いのです。そんななかで、運動不足解消に始めたジム通い程度の運動量で、年齢も40代となれば、教える立場になるということは想像すらしていませんでした。

短期集中よりも、じっくり取り組む

ピラティス、ヨガなどスポーツ系インストラクターはいろいろな講座が用意されています。短期集中で資格がとれます!! という売り文句の広告もたくさん目にしましたが、私の目的は、体のことを知ること、学ぶことでしたので、2年間の間で単位をとればよいスクールを選びました。理由は、何度も復習として講座を受けることができる点。

本来は全ての講座は200時間を受講すれば卒業試験の実技となるわけですが、解剖学に関わる講座は何度も何度も受講したので、トータルでいうと、300時間は優に超えていたと思います。

短期間で卒業していく人も大勢いました。でも私は亀の子走法。じっくり、ゆっくり、マイペース。

でも今振り返ると、このじっくりと取り組んだことで、骨格や筋肉を知り、どうしたら体にとって必要な柔軟性と筋肉がつくのかを自分の体や一緒に学ぶ仲間の体を通して、実戦し続けることができたことが、現在のインストラクターとしての活動につながっていると思います。

さらに、2年近く実戦、実戦を繰り替えることで、驚くほどの自分の体の柔軟性が上がり、必要な筋肉がついてきました。

実際のスクールの様子はどうだったのか?

さて、実際に申し込みを済ませてスクールに行って見ると、年齢も経歴も本当にさまざまでした。わたしが通ったスクールでの現場の様子をお伝えします。

●年齢は20代から上は60代まで

●長年ダンスやバレエなどを経験していて体が完成している方から、体が硬く筋肉量が少ない方まで。

職業は、会社員の方、専業主婦の方を中心に、看護師、保育士の方もいて本職に活かしたいという方も。

●通う理由は、大多数がインストラクターの資格を取得して、本業にしたい、副業にしたい、開業したいという方いずれにせよ、仕事につなげたいかたが大半でした。

スクールに通って資格を取得する。これはお金がかかることです。50万~100万円近く投資することなるわけなので、仕事に活かしたいという方が多いのは当然なのかもしれません。

卒業後、さまざまなインストラクター方々と横のつながりができ、いろいろなスポーツ系インストラクター講座について情報交換しましたが、さほど違いはありませんでした。ただスクールによっては、ダンス、バレエ、器械体操など、学んできた方が集まるスクールもあるようなので、どのスクールが自分にとって見合うスクールなのか、体験入学で確かめたほうがよいと思います。

卒業後、インストラクターとして活躍できる?

資格を取得した後、本当に資格を活かして、仕事ができるのか。これはスポーツ系インストラクターになりたい!と思うかたが、みな、考えることだと思います。

卒業後、インストラクターとして活動をすることができた人々には共通点があると感じました。年齢よりも重要なことは、

●社会人としての常識があるかどうか(挨拶、身だしなみ、取り組む姿勢など)

●指導するにあたって、ケガ無く安全に指導できる知識

●お客様によりそったメニューの提案ができるか

もちろん、正しい技術は必要です。これに関しては終わることがなく、日々勉強と実戦あるのみ。

●間違った知識を伝えず、知ったかぶりをしないこと

●資格を取得してからが新たなスタート。日々勉強です

知ったかぶりが一番危険です。わからないことはわからないと正直に言うことができるかはとても大切なことで、インストラクターとしての必要な資質のひとつだと思います。

上記にあげたインストラクターに必要な条件は、インストラクターとして継続していくことができるかにも関わっていく項目です。

さて、今回の答え。40代でもスポーツ系インストラクターになれるのかどうか・・

答えはなれます! 年齢は関係ありません、本人次第です!・・・と答えてしまうと、インストラクターに限らず、何でもそうじゃないですか…と、反論の声が聞こえてきそうですが…。

スポーツ系インストラクターの場合は、需要があると考えています。

これからますます高齢化の社会に入ります。

筋肉むきむきになる必要はなくても、自身の人生という道をかろやかに歩くためには、適切な筋肉量と、柔軟性、そして、心地よくほぐれたマインドが必要です。

レッスンをしたいけど、なかなか踏み出せなかった、50代、60代、70代のかたは大勢います。20代のインストラクターの先生から指導を受けるのも元気がもらえるという点はありですが、

落ち着いた年齢、豊富な社会経験を積んだ大人のインストラクターに教わったほうが安心できる、同世代だから悩みを打ち明けやすい、一緒に頑張ろうと思えるなどいろいろなメリットがあります。

40代のインストラクター、50代のインストラクター、60代のインストラクター。年齢は関係がありません。希望をもって、トライするのみです。

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